基本検査 / 手関節 / 患者の訴え × 先生の視点
🧩 手関節検査:主観(患者)× 客観(先生)すり合わせ
手関節は痛む部位(橈側・尺側・掌側・背側)で病態がほぼ決まるのが特徴。部位別の障害タイプ→短縮筋・誘発テスト・対応アームラインを自動表示し、関節偏位(橈骨上方/下方・手根骨)と上流(前腕→肘→頸椎)をすり合わせて方針・説明(PREP法)を生成します。RC原則=痛む手首=結果(腱は前腕の筋の延長)/真犯人=前腕の短縮筋+関節偏位+上流のサブラク。
🗣 患者の訴え主観
🔬 先生の視点部位タイプ+偏位
🧩 すり合わせ&説明自動生成
🗣 患者の訴え(主観)
手首のどこが気になりますか?(部位)
橈側(親指側)
尺側(小指側)
掌側(手のひら側)
背側(手の甲側)
手指(しびれ・痛み)
自覚なし
どちら側ですか?
右
左
両側
どんな感じですか?(性質)
痛み
🧲 張り・こり
可動制限(曲げ伸ばし)
⚡ しびれ・放散
力が入らない(握力低下)
腫れ・引っかかり・スナップ音
自覚なし(メンテ)
🧲「張り・こり」のときは伸張固定の可能性:手首の腱は前腕の筋の延長で、痛む場所=引っ張られている側=結果。真犯人は前腕の短縮筋(痛む場所≠原因)。⚡しびれは手根管(正中神経)のほか頸椎・胸郭出口も鑑別。
どんな時に出ますか?(誘発・任意・複数選択可)
親指を使う(スマホ・抱っこ)
手をつく・体重をかける
ドアノブ・タオル絞り(回旋)
PC・マウス・キーボード
物を握る・持つ
夜間・朝のしびれ
特になし
🔬 先生の視点(客観)
手関節は部位=病態が基本。① 部位別の障害タイプ → ②-A 上流(前腕・肘)の触診 → ②-B 関節偏位(橈骨・手根骨) → ③ 症状側 → ④ 動診 → ⑤ 痛みの種類 → ⑥ 触診で最短縮の筋 → ⑦ 誘発テスト の順に所見を選びます。障害タイプを選ぶと短縮筋・誘発テスト・対応アームラインの上流連鎖(施術箇所)が、偏位を選ぶと所見・機序・整復法と動診の整合が自動表示されます。
① 部位別の障害タイプ(最重要・複数選択可)
橈側型(ドケルバン・舟状骨)
尺側型(TFCC・尺骨突き上げ)
掌側型(手根管症候群)
背側型(伸筋腱鞘炎)
特になし
障害タイプを選ぶと、短縮筋・誘発テスト・対応アームラインの上流連鎖が表示されます(複数選択可)。痛む手首=結果/真犯人=前腕の短縮筋。
②-A 上流(前腕・肘)の触診:手首の腱の「親元」
前腕屈筋群の短縮(内側上顆)
前腕伸筋群の短縮(外側上顆)
円回内筋・回外筋の短縮
上流に異常なし
手首を動かす筋の起始は肘(内側・外側上顆)。手首の腱鞘炎は前腕筋の短縮で腱が引っ張られ続けた結果のことが多い。上流の短縮を見逃すと再発します。
②-B 関節偏位(橈骨・手根骨):カイロ
橈骨 上方変位
橈骨 下方変位
手根骨の偏位(月状骨・舟状骨など)
偏位なし
偏位を選ぶと、所見の特徴・機序・整復法と、動診(④)との整合が表示されます。橈骨上方=背屈・回内の制限と疼痛/橈骨上方・下方とも橈尺関節の圧痛・回内外の疼痛制限。
③ 症状・所見が出ている側(どちらの手首か)
右手首
左手首
両手首
※すり合わせの左右判定はここを基準にします。
④ 動診:最も可動域が悪い&疼痛が強い動き
背屈(反らす)
掌屈(曲げる)
橈屈(親指側へ)
尺屈(小指側へ)
回内
回外
把持(握る)
親指の動き
特になし
④-2 その動きの性質
痛み
🧲 張り・伸張固定
🟧 詰まり・引っかかり
可動制限(硬い)
力が入らない(弱化)
⑤ 痛みの種類(病態の判別)
🟦 筋肉性(腱鞘炎・付着部炎)
🟪 神経性(手根管症候群)
🟧 関節性(TFCC・手根骨・橈尺関節)
⑥ 触診で最も短縮している筋(→ 支配神経・サブラク)
長母指外転筋(APL)★ドケルバン
短母指伸筋(EPB)★ドケルバン
橈側手根屈筋(FCR)
尺側手根屈筋(FCU)
長掌筋(PL)
短橈側手根伸筋(ECRB)
長橈側手根伸筋(ECRL)
尺側手根伸筋(ECU)★尺屈時痛
指伸筋(EDC)
円回内筋(PT)
回外筋
母指球筋(対立筋など)
なし
短縮筋を選ぶと、支配神経とサブラク主候補(脊椎レベル)が表示されます。
⑦ 誘発テスト
Finkelstein陽性(ドケルバン)
Tinel・Phalen陽性(手根管)
尺屈+回旋ストレス陽性(TFCC)
橈尺関節の圧痛(橈骨偏位)
陰性
テストを選ぶと、対応する障害タイプ・偏位との整合が表示されます。
⑧-A アトラス×骨盤
陰性(左右差なし)
陽性(左右差あり)
⑧-B 上位連鎖(肩甲帯・姿勢)
巻き肩・前腕回内連鎖あり
なし
巻き肩→前腕回内→手首の使い方が崩れ、特定の腱に負担集中。
🧩 すり合わせ&説明